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高津の寄席 追想 2

kouzu no
筆:粋都家 南雀さん

一番太鼓が鳴り出し、受付にいると何とスタアさんが徳島から駆けつけてくれました。スタアさんは、100Kmマラソンを完走するほどのランナーです。文字通り駆けてこられたのかと思いきや、公共の交通機関でお越しとの事。
我が関学甲山落語研究会は、昨年創立40周年を迎えました。関大落語大学さんの創立が1962年ですので、ちょうど10年後に甲山落研は小佐田定雄さんらによって産声をあげました。スタアさんはその5代目の人。スタアさんの屋号は「美月家」です。うちの落研には男子4つ「櫻鴬亭(おうおうてい)」「四笑亭(よんしょうてい)」「美月家(みつきや)」「和朗亭(わろうてい)」、女子2つ「華乃(はなの)」「五月家(さつきや)」の6つの屋号があります。芸名は、一年の新入生歓迎コンパで先輩から発表されますが、美月家には、元々屋号に合わせて「スタア」とか「ギンガ」とか「スバル」とか天体関係の美しい名前がつけられていたのですが、そのネタもすぐに尽きて、その後はカタカナであれば何でもありみたいな事になり、「チューリップ」とか「ホルモン」とか私の同期にいたっては「美月家パチキ」と名づけられました。パチキは、入学当時パチキ(剃り込み)を入れていたので、それはそれで名は体を表わしていましたが。まぁ、私も〇丸という”寄席文字泣かせ”なへんてこりんな名前ですので、他人の芸名を揶揄する立場にはありませんが、、、。

屋号というと、池田の落語みゅーじあむアマチュア落語家講座にも五月家の屋号があります。当初はその名前を目にすると「五月家〇〇、、、うちにこんな芸名の部員おったかなぁ?」と困惑していたものですが、池田派の五月家があれよあれよという間に勢力を増大していって、今では甲山派の五月家(55名)の全五月家人口に占める割合が50%を切るのではないかと危惧しております。

スタアさんからは、めろでぃと私それぞれに地元の名物、鳴門金時スイーツを頂戴いたしました。仲入の時に話をしにいくと、静香さんについて「あの人結婚してはるの?」「はい。お子さんもいらっしゃいます。」「へぇ~、独身かと思た。所帯やつれしてないなぁ。」と妙に感心してはりました。それにしても「所帯やつれ」という言葉。この昭和のガッチャンとボタンを押す炊飯器が目に浮かぶ、たいがいのお母さんたちが着ていた白い割烹着を思わせる、味わい深い表現に何年ぶりに接したでしょう。これには、横にいた小紫蝶さんも(苦)笑てはりました。

あっという間に開演の時間が迫り、二番太鼓。二番太鼓が始まると、圓九さんが「二番太鼓はどれぐらいやりましょ?」と聞くので「2時ちょうどに終るぐらいでお願いします。」と答えました。
そして、何気に下座の様子を見ていると、能管を吹きながら圓九さんが自分の携帯をチラッチラッと見ているのに気づきました。誰かから電話でもかかってくるのか、、、?と思いきや、、、いや、、、違う。携帯の時計を見ていたのです。二番太鼓は、3~5分ぐらいのもんですが、笛がリードして終る時間を調整します。私が「2時ちょうどに、、、」と言ったもんだから、圓九さんは2時きっかりに終るように逆算して「上げの手」に入るタイミングを見計らっていたのです。最後に打たれた柝頭の”チョン”は、2時の時報とぴったりシンクロしていたに違いありません。
天狗の会・囃子方、、、ここまで徹底しているとは、、、。この人たちは、こういう事をいつも当たり前のようにやっているのでしょうが、初めてそれを目の当たりにした私は、彼らの流儀をただただ傍観するばかりでした。

前説が終わり、トップの笑人さんが舞台へ。次に控えていた大我くんが「持ち時間は何分でしょうか?」と聞いてきました。「はぁ?」おまえさん、出番直前に持ち時間を聞いて、その時間に合わせて噺の長さを調節するというんですかい?私といえば、マクラも落語も覚えてきたものをそのままやるのが精一杯。大我くんは中学2年生。何というボーイ!何というR&B、、、Rakugo Boy!身長も私より高い167Cm。そう言えば、、、10月に大我くんに今回の演目を聞いたところ、まだ決まっていなくて、「師匠と相談した上で決めさせていただきたいと思います。何でしたら、私を前座にまわしてもらって”開口一番”という事でいかがでしょうか。」という返事がきました。落語会の番組についてこんなテクニカルな提案をするボーイが他におりましょうか?

つづく





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六くらいまで続きますかね?

あはは

まるくさんのコメントも記事も面白いですぅ

ブログを拝見しました

ブログの案内をハガキで頂き、何度か
ブログを見ています。
大阪から遠く離れた四国に住んでおり
なかなか、大阪に出かけることができず
関学や甲山落研は縁が遠い存在でした。

O丸さんのブログを見て、私もこのような
時があったことを思い出しています。

O丸さんは文章がうまいのですが、
ブログの文章が少し長いのではと
思います。
56歳を過ぎた年配者には少し
読みづらいと思います。
もう少し、文章をコンパクトにまとめ
て頂いた方が、読み手にとって
読みやすいと思います。

ブログは、一人だけの力では
成り立たず、多くの友人が書き込み
を続けていくことにより、盛り上がって
きます。

今後も応援していきます。

櫻鶯亭について

関学甲山落語研究会にある屋号のひとつ
櫻鶯亭(おうおうてい)の意味が
いまひとつ、わかりません。

普通は、梅に鶯(うぐいす)と
思います。
桜(櫻)に鶯とは?

木が違うのでは?

櫻鶯亭の由来を知っている
方がおられましたら
教えて下さい。

芸名の言い間違い

芸名に関して、大昔、
私の現役時代の大失敗

一年先輩の女性の方
華乃こてふ さん

こてふ(KOTEFU)(コテフ)さんと
何度も 呼んでいました。

一言 きついお叱りを受けました。
「こちょう」 です!

田舎者の私は、当時
「てふてふ → ちょうちょ」
と呼ぶことを知りませんでた。

「こてふ」 と書いて 「こちょう」と
発音することを今の現役の
学生は知っているのかなぁ?

蝶々

てふてふ=蝶々は小学校で習います。
中学でも古典の走入の授業で習い、実力テスト「揚羽てふ」の読み仮名を書く問題が先週出たばかりでしたよ。
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Author:〇丸
関西学院大学甲山落語研究会OB

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